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2023.11.26

睡眠時頭痛(Sleep in 國井)

睡眠時頭痛とは、夜に寝ているときに生じる稀な頭痛です。
就寝時に一定の時間になると頭痛が始まり、目を覚ますことから「目覚まし時計」頭痛とも呼ばれています。
50歳以上の中高年に多く、平均年齢は63歳前後との報告があります。また、女性に多い傾向があります。

鈍い頭痛が特徴とされていましたが、ズキズキする頭痛、脈打つ感じの頭痛のこともあり、強い頭痛を伴うこともあります。前頭部もしくは全体的な痛みです。1/3では片側の痛みのようです。頭痛は覚醒から15分~4時間程度続きます。

また、片頭痛や群発頭痛との区別も重要です。
群発頭痛は夜間に多いものです。群発頭痛では落ち着きがなく動き回るり、また涙や鼻水を伴いますが、睡眠時頭痛ではそのようなことはありません。
片頭痛の発作時には、寝ることで楽になるためじっとしています。一方、睡眠時頭痛では痛みによって覚醒するのですが、何らかの行動で頭痛が軽減するようで、飲食、読書、テレビなどでやり過ごします。なお、睡眠時頭痛では、30%の方に片頭痛の既往があるといわれています。

睡眠時頭痛の対処法のひとつが、頭痛が起きたときにカフェインを摂ることです。たとえば、朝目覚めて頭が痛いときにカフェインを含むコーヒーを飲むと、症状が和らぐことがあります。ほかにも紅茶や玉露茶、煎茶、ウーロン茶といったお茶類や、ココア、チョコレートにもカフェインが含まれています。また、寝る前にカフェインを摂ることは、睡眠時頭痛の予防につながる可能性があります。

※ただし、カフェインを夕方以降に摂取すると睡眠に影響を与えるおそれがあるため、医師に相談した上で取り入れましょう。

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